「選択肢狭い」高校生の就活 1人1社制、国が見直し検討

高校生の就職活動で長年の慣行である「一人一社制」。生徒と教員の負担を少なくする利点があるが、生徒の選択肢を狭めているとの指摘もあることから、国が見直しを検討している。

記事中、一般社団法人アスバシが発行する、高校生の就職の可能性を広げるフリーマガジン「@18」にも取り上げられているSYSホールディングスに、昨年入社した生徒の事例が紹介されている。彼女は、インタビューで以下のように話している。

「複数の企業に見学に行った上で応募先を選べたら、初めから選択肢が広がって良かったと思う」。

また、リクルートワークス研究所の古屋星斗(しょうと)研究員は、以下のように指摘している。

「産業構造が大きく変革する中、新興のIT企業が高卒人材を積極活用する例も出ており、学校と企業のつながりに頼って一律に縛る手法は時代に合わなくなっている」

「大卒のような学校の外部からのサポートや、職業を選ぶ前段階からのキャリア教育を充実させ、生徒が自分の力で企業を選べる仕組みに段階的に変えていくことが必要ではないか」

https://www.chunichi.co.jp/article/feature/kyouiku/list/CK2019090102000001.html

2019年9月1日の中日新聞掲載記事より

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