高校教育に関わっている方、大学教育に関わっている方は、ぜひ目を通してほしい内田樹先生の論説です。
(注.写真の大学は記事と関係ありません)
大学教育の劣化現象は大学だけの問題ではなく、大学に送り出す高校からはじまっています。
問題は、小・中学校の教育からすこしずつあるのだけど、その積み重なった矛盾を最後に受け取る大学で、その矛盾が露呈する。しかも、この劣化した大学教育に高額な学費がかかる。まさに社会的「罠」がしかけられていると言っても過言でありません。
ただ、最後の結論が『僕からみなさんにお勧めすることはとりあえず一つだけです。それは「学びたいことを学ぶ。身につけたい技術を身につける」ということです。』では問題解決にならない。
なぜなら、何を学びたいのか、何を身につけて、どうなりたいのか?のイメージを育ててないのが、問題なのだから。
ではどうしたらよいのか?
それは、高校までの段階で、社会と接し、様々な人々や事柄に出会い、主体的な意識がめざめていくような体験、機会の充実。これがアスバシがめざす解決への方向性。