大学進学を選択する理由の1つとして、「大学に進学すれば必ず「正社員」として就職できるから」という理由があると思うが、文部科学省「学校基本調査」のデータからは、「約9人に1人は安定した職業に就いていない」以下のような傾向があるようだ。
<大学卒業後の状況(2019年5月1日、文部科学省「学校基本調査」より)>
( )内は割合と前年比(↑=アップ、↓=ダウン)卒業者:57万2,639人(↑)
進学者:6万363人(10.5%↓)
就職者:44万6,794人(78.0%↑)
・うち正規の職員等:43万897人(75.2%↑)
・うち正規の職員等でない者:1万5,897人(2.7%↓)
約9人に1人が(進学をしているわけではないのに)安定的な就職ができていない現実を見ると、教育投資はすでに「ハイリスク投資」になっているといえるかもしれません。教育費を青天井でかけることだけが、教育投資の成功への道ではない時代といえそうです。
進路選択をする際は、その「出口」についてもしっかり考えたうえで選択することが望ましい。
https://news.mynavi.jp/article/20200425-1024115/
2020年4月25日 マイナビニュース掲載記事より