ここ最近、中止していた高卒採用を再開する企業が出てきている。大和ハウスもそのうちの1社で、9年ぶりに高卒採用を再開した。また、ただ採用を再開するだけではなく、
採用された高卒者は、入社と同時に建築系の専門学校に入学し、2年間は勉強に専念する。学費は会社負担で、給与も支払われる。夏休みなどの長期休暇で授業がない期間は現場で実務を学ぶ。入社3年目からは、その年度に入社してきた大卒・院卒者などと合流して研修を受け、やがて施工管理職として働き始める。
と、教育にも力を入れている。その背景には、しっかり教育の機会を提供することで、将来的に会社を引っ張っていく優秀な人材になってもらえる、という企業側の想いがあるという。
高卒採用を再開した大和ハウス 会社支える“エリート”に
企業は高等専門学校生や美術大学生ら、学生時代にスキルを培ってきた人材を奪い合っている。同時に今、注目されているのが高校の卒業生。いったん中止していた採用を再開する動きが相次ぐ。やる気のある高卒者を採用し、積極的に教育に投資すれば“エリート”になると期待する。
2021年8月3日 ビジネス掲載記事より
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