人手不足が懸念される今、各地で高卒の求人数が増え、「金の卵」として再び注目を集めている。
厚労省によると、平成30年7月末現在の高卒新卒者の求人倍率は全国平均2・37倍だが、東京都に限ると7・05倍に跳ね上がる。生徒1人に延べ7社がラブコールを送っている状況。まるで、かつて中・高卒で社会に出た若者たちを高度成長の担い手として呼んだ「金の卵」の復活を思わせる。
また、実際に高卒社員を受け入れている会社の担当課長が述べているように、採用後のキャリアについても改革していく動きが出てきている。
「大卒と比べても4年間の経験の差は大きい。この数年で課長になれるように必要な指導をしていきたい」と語る。同社では高卒社員の給与や待遇が不利にならないよう、制度改正を検討している。
https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/190128/lif19012810090006-n1.html
(産経新聞 2019年1月28日の記事より)